デスクワークの肩こり腰痛、原因は“意外な筋肉”だった?
毎日のデスクワークで肩や腰がつらい…そんな悩みを抱えていませんか?肩こりや腰痛がひどくなると、仕事の効率が下がるだけでなく、生活全体の質も落ちてしまいますよね。多くの人は痛みの原因が肩や腰にあると思いがちですが、実はそれだけではありません。
この記事では、意外な原因となる筋肉とその対策を解説します。これを読むことで、あなたの体の仕組みを理解し、痛みの根本的な改善に近づけます!
肩こり・腰痛の隠れた原因は“腸腰筋”と“腹直筋”
長時間座りっぱなしの姿勢が続くと、私たちの体にはいくつかの変化が起きます。その中でも、肩や腰の痛みの大きな原因となるのが「腸腰筋」と「腹直筋」の固まりです。
腸腰筋とは?
腸腰筋は骨盤と背骨をつなぐ筋肉群で、体を支えたり脚を動かしたりする重要な役割を持っています。この筋肉が縮むと骨盤が前に引っ張られ、背中が丸まってしまいます。これがいわゆる「猫背姿勢」です。
腹直筋とは?
腹直筋はお腹の前面にある筋肉で、いわゆる「シックスパック」と呼ばれる部分です。腹直筋が縮んで固くなると、体幹のバランスが崩れ、腰や肩に余計な負担がかかる原因になります。
これらの筋肉が固くなった状態では、肩や腰の周辺が常に負荷を受けることになり、結果的に痛みが生じてしまうのです。
猫背姿勢が引き起こす負の連鎖
腸腰筋と腹直筋が固まると骨盤が前傾し、背骨の自然な湾曲が乱れます。この状態が「猫背姿勢」です。この姿勢のままだと肩や腰に以下のような悪影響を及ぼします:
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肩への負担増加
猫背になると肩が前に引っ張られるため、肩甲骨の動きが制限され、肩こりが悪化します。 -
腰への負担増加
骨盤が前に傾くことで、腰椎(腰の骨)に過剰な力がかかり、腰痛が悪化します。 -
呼吸の浅さ
猫背姿勢では肺が圧迫され、呼吸が浅くなります。これにより全身の血流が悪くなり、筋肉がより硬くなる原因にもなります。
簡単!姿勢をリセットする方法
では、どうすればこの負の連鎖を断ち切ることができるのでしょうか?以下に、腸腰筋と腹直筋をリセットする簡単な方法を紹介します。
1分でできるリセットストレッチ
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椅子に浅く座る
骨盤を軽く後ろに倒し、リラックスした姿勢をとります。 -
背筋を伸ばす
両手を天井に向けて大きく伸ばします。このとき、お腹や腸腰筋が気持ちよく伸びるのを感じましょう。 -
深呼吸
ゆっくりと大きな呼吸を繰り返します。呼吸を意識することで筋肉がよりリラックスします。
このリセットストレッチを1時間に1回取り入れるだけで、肩や腰の負担が軽減されます!
根本的な改善を目指すなら
日々のセルフケアは重要ですが、根本的な改善には専門的なアプローチが必要な場合もあります。例えば、解剖学に基づいた整体施術を受けることで、全身のバランスを整えることが可能です。
専門的な施術では、腸腰筋や腹直筋にアプローチするだけでなく、肩や腰の痛みの原因となる他の部位にも対処します。これにより、再発を防ぎながら痛みを改善できます。
まとめ
デスクワークによる肩こりや腰痛の原因は、肩や腰そのものではなく、腸腰筋や腹直筋にあることがわかりました。これらの筋肉を正しくケアすることで、姿勢を改善し、痛みを根本から解消することが可能です。
日々のセルフケアと専門的なサポートを組み合わせて、痛みのない快適な生活を手に入れましょう!